posted by 明ミュー団員's
at 00:34:51 │
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土浦で、アマチュアシニア劇団「はつらつ一座」の公演を観て来ました。
演目は、「裏店(うらだな)ものがたり」。
明治の名人噺家、三遊亭円朝作の落語が原作で、歌舞伎では「人情話文七元結」として有名な作品だそうです。
脚本・演出は、新宿コマ劇場で活躍後、数々の俳優養成所の講師をなさってきた小島和馬さん(77才)。
平均年齢66才(概ね50才以上70才代)。出演者のほとんどは、芝居初挑戦。今日までを生き抜いてこられた人生の先輩方の、体当たりの情熱。
「セリフを覚えるより忘れる方が早くて」と座長自ら挨拶なさる程で、幕を開けるまでには相当のご苦労があったことだろうと感じられました。
確かに、技術的に非常に完成度が高い、とは正直申し上げにくかったのですが、私は泣いていました。
舞台から溢れる熱意と、人としての心。
失礼ながら技術レベルではなく、その心が、私に触れたのだと思いました。
一座の皆様、お疲れさまでした。
よい勉強になりました。ありがとうございました。
そして、応援に駆け付けたらしいプロの劇団の方による日舞ショーもあり、素晴らしかったです。
生で日舞を観たのは初めて。(でも、演歌や歌謡曲に合わせて踊るの)
なめらかな膝の使い方の美しさにうっとり。
肩・首・ひじ・指の動き、視線の向き、小道具の扱い方、裾さばき。
とても素敵で、ため息が出ました。
こういうダンスもいいですねえ。
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